平成27年1月16日(№6602) 阪神淡路大震災から二十年
阪神淡路大震災から二十年
平成7年1月17日午前5時25分、阪神・淡路大震災が勃発し、6千数百人の人命と底知れぬ損害を与えた。当時は兵庫県中小企業家同友会と昵懇にあった。当時の代表理事・永田真一さんのお招きにより兵庫県同友会の経営委員会や総会の記念講演などにも招かれた。永田さんは92歳だが、現在も矍鑠して健在である。付き合いも震災同様20年を超える。
平成11年1月17日、ご縁があって長田現代大学(被災者高齢対象)でお話させていただいた。さして学識経験かある訳でもないから、みなさんのお役に立つ話はできなかったと思うが、驚いたのは勉強に参加される男女比300人ほどの受講生のうち7割が女性である。講座だから少しは世の中が落ち着いたからではなく、夫を失っても女性は強いという証。
圧倒的に女性が多いのは震災で夫を失った人が多いこと、しかもたくましいこと。それに比べて男性のだらしないこと。震災の特殊事象による平均寿命だが、妻を失った夫は59歳、夫を失った妻は72歳と大差がついた。普段は威張っているように見えても、男は妻が傍にいなければ長生きが出来ない生き物。そのことを自覚しなければ男に幸せはやってこない。
緊急入院させられてすねることもなくテレビばかり見ていると、時間までいい加減になってこのまんまボケていくのかと不安になる。特に体調不良になった3日間は介護老人のようにおんぶに抱っこ。このまま甘えてしまうと欠落する部分が増えるから要注意だ。もういいかげん歳だからまあいいかと妥協すると、あれもこれもまあいいかで人生は終わりそうだ。
無理することもなさそうだが踏ん張りのもとになるのは目標数値、折角だから決めたところまではぼつぼつでも行きたい。