平成23年1月29日(No5154) 政治主導なんて戯言に過ぎない
政治主導なんて戯言に過ぎない
10年間にわたって務めた安佐北社協の広報委員を辞任した。日浦中とのご縁は当時の社協事務局長が結んでくれたが、同校の「アルボラ活動」や「トイレ磨き活動」のきっかけとなり感謝している。役割は年3回発行する同会機関紙の編集だが、委員はお飾りに過ぎず事務局が作成したものを追認するのが当たり前になっていた。その仕組みに疑問を持った。
いきさつはいろいろあったが、やる気を失って辞任を申し出た。ところが急転直下、委員長に就任してしまった。責任者になればそれなりの権威と権限がある。機関紙のカラー化や発注先の公平な入札により、コストの低減、紙面の充実に成功した。ところが昨年4月、事務局長と担当者が同時転勤になり、新しい担当者は従来の慣れたやり方に戻してしまった。
新担当者の第一号は文章が稚拙で体をなしていなかった。書き換えを指示したが、無視してさっさと発行した。第二号は編集委員会も開催せず段取りを整え、事後承諾を求めてきた。第三号は決められた編集方針を勝手に変えてしまった。読者を無視した編集と税金の無駄遣いに対して説明を求めたもののまたしても無視。大臣が官僚に勝てないのと同じ図式。
担当者が当方の意図を理解して協力しない限り、いくら情熱を傾けても通用しない。表面上は服従してもやることは自分の都合のいいようにやる。規模は違うが長妻前厚労相が解職されたのと同じ経緯。高々百万円そこそこの予算だが、ちりも積もれば山となる。前横浜市長の中田方式で役人の体質を変えない限り、菅首相の政治主導なんて戯言に過ぎない。