平成23年4月27日(No5242) 売れる営業③ 勉強し続ける
売れる営業③ 勉強し続ける
勉強と聞くと仕事以外の余った時間を活用するのが当たり前のような誤解があるが、勉強する時間を創り出さなければ出来ない。余った時間でも勉強に活用しようとすれば、スタートに相当な努力が要る。続けるにはさらに努力が求められる。勉強を続けている人は必ずプラス思考になる。戦いもしない前から「断られるのでは…」と腰を引くことはない。
勉強はいま以上によくなりたいという向上心と、売れない原因を他に求めない謙虚さのバランスから生まれる。積極的な人は研修などに参加する心構え、参加の仕方も異なる。講演などで感銘を受けても復習しなければ、人間の再生能力では大抵その場限りで消えてしまう。勉強すればするほど話題が豊富になり、お客様との会話の中に取入れが可能になる。
何よりも人間としての幅と深みが増すのが大きい。その結果、お客様との距離が近くなり、商談のスピードは驚くほどアップする。「人生講座」などに参加されるお客様が、知的好奇心を満足させ、新たな人間ネットワークを広げておられるのと同じ。点と点は線になり、線が縦横に引かれて網になり、やがて布目になり、学びが多くのお客様から受け入れられる。
勉強や努力は習慣にならなければ辛い。しかも成果に即効性がないだけに、ややもすると一つの目印に到達する前にやめてしまう。売れない営業はこのパターンに多く、結果だけで判断するからますます売れなくなる。悪循環だ。成果が得られなくても勉強し続ける生き方が大切。その人にしか太陽は光を当ててくれない。『読み書き算盤話す』はすべてに通じる。