平成27年5月31日(№6737) 愛車への未練
愛車への未練
6月は愛車のマツダ・アテンザの車検期限である。平成14年の購入だから13年になる。走行キロ数は約13万㌔。最近は徒歩通勤で車を利用する機会が少ないから、どうしようかと迷っている。車の寿命としては終わりに近い。畏友のNさんの愛車は只今65万㌔。100万㌔目標というからこれは論外だ。愛車はどうしても手放せない理由があり悩んでいる。
平成15年に胃がんの全摘手術を行った。手術をする直前に鍵山秀三郎さんを日浦中学校にご案内した。その際に手術の成功を祈って天井に署名入りの揮毫をしてくださった。以来平成25年までの10年間、車に乗ってくださったすべての人が、がん克服の祈りを込めて揮毫してくださっている。最後の揮毫も鍵山さんである。生涯乗りこなすしかない運命。
最近の車は性能が良く使えないことはないが、故障や燃費など不都合も多い。揮毫は各界の著名人100人を超える。ここまでになると乗りこなせなくても簡単に処分できない。今のところ、著名人揮毫入り名車として保存することを考えているが、どうしたものか。いずれは廃物になるかもしれないが、粗末に扱いたくない。ともかく命を救ってくれた宝物である。
今のところ候補地としては「竹の子学園」を考えている。敷地内に設立10年を記念した牌を建立しているが、その近くに架台を儲けて展示する方法。バカなことをと嘲笑う向きもあるが、生涯の記念品として保存することを本気で考えている。人生のどこかに稚気を残すのも悪くはない。洗車の設備も必要だ。屋根も設けたい。他愛ない夢であるが実現したい。
いずれにしても6月の車検を受け、次の車検まで愛用しながら保存展示の準備を進める予定である。夢は形に残したい。