平成26年12月17日(No6572) 難局を乗り切る② 社員の主体性
難局を乗り切る② 社員の主体性
良好な人間関係を構築する「マネージメント手法」に〝選択理論心理学〟という理論がある。難しい屁理屈はさておいて、部下の主体性を引き出すにはどうしたらよいか、どうすれば良好な職場環境が整えられるかということに尽きる。従来のマネージメントは「ボス型」スタイルを指す。近年になって成果を上げているのが、「リード型マネージメント」という。
➀部下を動機付けに気を配る。→動機付けの障害を取り除く。②誰が悪かったかを探す。→何が悪かったかを探す。③欠陥の責任を取らせる。→欠陥を防ぐ方法を調べる。④生産性に全員の注意を向けさせる→上質に全員の注意を向けさせる。⑤個人の達成を強調する→グループの達成を強調する。⑥仕事をしろと命令する。→仕事をしやすい方法を確立する。
「ボスマネージメント」とは「なんでそんなこともできないんだ!」「どうやって責任を取るつもりだ!」など、怖れや強制によって人や行動を変えようとする手法。「リード型マネージメント」とは、人を尊重し、人間関係を核にして仕事を進め、「人」ではなく「システム」を変えようとする手法である。主体的に創造性を発揮させ、怖れや強制を排除するのである。
致命的な7つの習慣を排除し、身につけたい7つの習慣を学ぶ。前段が排除したい習慣、後段が身につけたい習慣。➀批判する。→傾聴する。②責める。→支援する。③罰する→励ます。④脅す。→尊敬する。⑤文句を言う。→信頼する。⑥ガミガミ言う。→受容する。⑦目先の褒美で釣る。→意見の違いを交渉する。それほど難しいことではないと思うが如何。
「身につけたい7つの習慣」を使って良好な人間関係を作ると怖れや強制がなくなり、社員の主体性が発揮できる職場に。