平成23年10月30日(No5428) 4時間半で成功する
4時間半で成功する
毎週届けられる白潟敏朗さんのメルマガに「4時間半で成功する」のタイトルがつけられていた。一行目で読者をひきつけるというが、その通りだと実感している。睡眠の話だが、もしタイトルが「4時間半の睡眠」と付いていたら見過ごしたに違いない。毎日6時間の睡眠を確保すれば健康も害さず、眠気もなくパフォーマンスが落ちないという理論で始まる。
作業能率を低下させないまま、無理なく睡眠を短縮できるのは6時間(ハーバード大学・ジョンソン博士)らしい。平日4時間半の睡眠を続けて休日に寝だめをすることで補えるという。睡眠時間に変化をつけてトータルで減らす方法を提唱している(遠藤拓郎著「4時間半熟睡法」)。3時間だと睡魔との格闘で仕事の能率が下がり、ミスがかなり増えるという。
平日の睡眠時間が4時間半と中途半端なのは、「90分の睡眠サイクル」説からきている。睡眠には心のメンテナンスをする「レム睡眠」と、身体や脳の休憩・体を成長させる「ノンレム睡眠」があり、90分の倍数で二つの睡眠を繰り返し、目覚めに至るという説。そうすると3時間もしくは6時間がベストで、寝だめで4時間半というのは論理矛盾がある。
30年ほど前から「4時間睡眠法」に納得し実践しているが、寝だめはプラスにならない。個人差もあるが睡眠時間の多寡にかかわらず、一日のリズムを崩さないことがベスト。習慣になれば3時間なら十分当たり前の生活が出来る。それより少ない場合は寝だめではなく、その日のうちに補う方がいい。3時間、6時間、9時間の選択は、必要な仕事時間による。