今、私たちにできることVol.2
令和3年7月
長引くコロナの影響
昨年の新型コロナウィルス発生から一年を過ぎてもまだ、緊急事態宣言が発令されるなど日常生活に不自由を強いられる日々です。緊急事態慣れしてしまった私たちには、残るはワクチン接種に期待を寄せるばかりです。日本でも順調にワクチン接種が進めば、もしかしたら欧米のようにマスクから解放される日も近いかもしれませんね。いずれにしても、もうひと頑張りです。
自粛生活の副産物
コロナ禍になる以前の二〇一九年二月から私たちは新しいコミュニティーの構築に取り組んできました。これは、SNSソーシャルネットワーキングサービス『ライン』を活用し、地域の輪を広げていくことでした。地域の情報やグルメ、商店、防災情報など高陽地区にまつわる情報を発信しています。
これはマルコシ創業者の『日本一住みやすい街を作りたい』という思いを引き継ぐものでした。当初はマルコシにご縁のあったお客様を中心に広がっていました。本当に少しずつですが、お友達が増えていきました。ところがコロナ禍を受け、おうち時間が増えてきたからか、お出かけできない状況が地元を見直すきっかけとなったものかわかりかねますが、お友達の数が爆発的に増加をしています。直近半年間で一〇〇〇人以上のご縁に恵まれ、今では二二〇〇人を超えました。
こうなると、発信していく情報も精度が求められ、さらには企画力が問われるところです。クイズ大会、イベントの呼びかけ、地元商店のクーポンの発行などしていますが、まだまだ改良が必要です。
地元の活性化はマルコシの活性化
地元のことを皆さんに知っていただくことは重要です。なにげに見ている地元商店は一軒一軒キラリと輝くものがあります。取材やクーポン協力にお願いに上がると新しい発見がたくさんです。
例えば、飲食店では積極的にテイクアウトを始めお弁当を作っています。コンビニでは商品の配達や買い物が困難な地域への移動販売に力を入れています。喫茶店と思いきや実は名物がお好み焼きだったり、また別のお店ではコーヒーのワークショップを併設し、おいしいコーヒーの入れ方講座をしています。テレビや雑誌に取り上げられた隠れた名店も見受けられます。コラボ商品や新商品の開発に力を入れている老舗洋菓子店など、もっともっと魅力を発信していきたいと思っております。今後もより深く高陽町魅力を再発見しSNSという力で発信していきます。
地域とともに成長する企業を目指して
私たちの様々な取り組みは、小さなものですが今後も継続していきます。高齢者も親世代も子供たちもみんな、お互い思いやることで安全で安心な街ができると思います。このコロナ禍を受けて、このことをより強く考えるようになりました。私たちは自社のことだけ考えるのではなく、地域とともに成長していきたいのです。