平成23年10月31日(No5429) 悪条件を超える
悪条件を超える
好条件と悪条件は裏表一体であり、考え方でどちらにも見える。楽観過ぎてのほほんも困るが、悪い面ばかり見て心配し過ぎるのは輪をかけてよくない。分かっているのだが結果を期待しすぎて過剰に心配するのが凡人の弱いところ。ベストを尽くした上で天命に待つのが賢明のようだ。第14回「万縁の会・広島」は、見方によれば悪条件が重なり過ぎた。
会場決定が遅れたこと、知名度はあるが交通にやや不便、広報活動がこれまでに比べて弱かったこと、初体験の平日開催でしかも午後6時から、おまけに急に気温が下がり小雨が降ったこと、すっかりネガちゃんになって天を仰いだ。しかし、「案ずるより生むが易し」、結果は予想を超えて定員120名をはるかに超える200名の来場。設営変えの嬉しい悲鳴。
開錠5時、開演6時のわずか1時間で音響テスト、会場設営、受付、図書販売、役割分担、出迎えなど、あっという間に整った。手馴れているとはいえ、ここは単体の強さ。広報、動員、入会勧誘などは共同体の方が効率がよい。椅子の並べ方は水糸を張って縦横を真っ直ぐにする丁寧さ。手ぜまになった会場を見事に生かした。わが社のスタッフは手際が鮮やか。
講師の中田宏さんは一回り大きくなって登場。大きな声、歯切れのよさ、論理の組み立て、根の張った理論武装はさすが。おたおたしてあいまい語しか話せない大臣たちに聞かせてやりたい。新しい潮流をつくるのは簡単ではないが、心ある政治家を支えるのも国民の責任。勝負はこれからだ。講演会の成功はスタートに過ぎない。難しい会員増強に取り組む。