瓦の凍害
卓球を愛して35年。江原 文男です。
凍害とは、
屋根材中の水分が0℃以下になった時の凍結膨張(水が氷ると体積が大きくなる現象)によって発生するものであり、
長年にわたる凍結(氷ること)と融解(融けること)の繰り返しによって屋根材の材料が徐々に劣化することです。
水が氷る際、自由に膨張できる場合には、約9%の体積膨張をします。
材料の中の小さい空隙の水が氷るとき、自由に膨張できない場合、空隙の壁に圧力が作用して、
材料の強度を超えたときにひび割れが生じます。
ひび割れが拡大していくとやがて、剥がれなど屋根材の機能を低下させる劣化と発達していきます。
写真は瓦の一部分が劣化し、形を成さなくなった状態です。