平成23年11月29日(No5458) ライバルに「SC」が浮上
ライバルに「SC」が浮上
大型家電店、ホームセンターに加えSC(ショッピングセンター)が続々と住宅リフォーム業界に参入し、幅広い客層を掘り起こし売上を伸ばしてきた。イズミはSCの添え物ではなく「ゆめリフォームプラザ」を安古市に開き、店舗展開をスタートさせた。10月末までの受注額は計画の20%を超え、工事額の1%を「ゆめカード」のポイントを加算する。
今後も出店を増やす計画で「主な客層は50~70代。定年退職を機に改装を考える人が多く、折り込みチラシなどでPRを強める」という。イオンもフジも同様。フジはリフォームのテナントを入れる。イオンは太陽光パネル、二重窓、バリアフリーに重点を置く。国はエコポイント制度を再開し、来年の10月末までエコ商品や、被災地の特産品と交換する。
客層も商品もモロに競合し、これからの影響は計り知れない。残念ながら確とした対策はない。先日も江原部長が工事中のお客様から、価格が違いすぎるという理由で追加工事を断られた。その上、非難までされたという。価格力、PR力には差があり過ぎて対抗できない。来年は大戦争の一年になるが、どうやって凌ぐか、生死を賭けた戦いになる。
彼らは営業活動に人を投入しない。コストが掛かるから無理もないところだ。戦術は特別価格とチラシによるPR。同じ方法では必ず負ける。彼らに出来ない戦術で勝つ方法はないか、それが見つからなければ負ける。日曜日も朝から晩までない知恵を絞っているが、これだ!という作戦が具体的にならない。「七・ 五・三」の「三」に追い込まれている。