平成24年12月1日(No5826) 伊藤正昭さんの詩
伊藤正昭さんの詩
1年が過ぎるのは早い。今年は後期高齢者に仲間入りの記念すべき年だが、相変わらず夢求(無休)の日々を過ごしている。しかし、身体は少々の無理に耐えられるほど健康だから愚痴は言えない。さいたま市のはがき友・伊藤正昭さんは身体に障害があり車いす生活。体調が著しく不調だが、積極的に対外活動や詩作に取り組んでいる。最近の作を紹介。
「ひたすら まちを 美しく」(木原伸雄著を拝読して)
夜明け前(一)夜明け前 ひたすらまちを 美しく
美しく 月のあかりが 道しるべ
道しるべ ひとすじの道 ひたすらに
ひたすらに ゴミのあなたをまっている
(二)夜明け前 朝のあいさつ 散歩ビト
散歩ビト 散歩しながら 掃除ビト
掃除ビト 掃除のあとは はがきビト
はがきビト いつでもどこでも 縁結び
伊藤さんとは面識はない。はがきがご縁ではがき交流が始まった。5年が過ぎた。はがきを通して暮らしの姿が垣間見える。最近は血尿・血便が再発して辛い、と悲鳴も届く。それでも各地の「はがきまつり」に参加し、ひたすらはがき道と詩作に励む。五体満足で愚痴を言っては伊藤さんに笑われる。