平成25年1月5日(No5861) 元日のアクシデント
元日のアクシデント
元日はふるさとの氏神様にお参りした後、家に帰らず会社で仕事をしていた。初日の参拝に寝過ごしてはたまらない。遅刻を避けるには眠らないのが一番と考えた次第。午前7時、集合場所の絵下山見晴台に向った。何としたことか、落合の橋の上で仰向けに転倒し、後頭部を強かに打った。昨年2月のシーンの再生を見るようだった。ようやく立ち上がった。
歩いて公園に続くトンネルに入ったとき、前が霞んではっきり見えない。メガネがないことにやっと気付いた。引き返すことを諦め、そのまま見晴台に向った。前を平井時子さんが登っている。今年は若い人も数人先着しておりにぎやかだった。残念ながら雲が厚く、それでも初日の出の輪郭を拝めた。田畑栄造さんも一緒に参拝。メガネが気になり、すぐに出発。
奇跡的にメガネは無事だった。自転車も歩行者もメガネだけ避けてくれた。幸運を喜ぶ。それで足元が油断をしたのか、再び転倒。今度は1回目よりさらに激しく、後頭部を打った。ボクシングのダウンシーンが思い浮かんだ。倒れたボクサーはこんな状態なのか。目が眩み、起き上がろうともがくが、手足が言うことを聞いてくれない。柵に縋っても立てない。
凍てついた歩道で仰向けになり絶望感が襲ってきた。このまま終わりか! なにくそと立ち上がり掛けては、また倒れる。人も車も通らない。よろけながらやっとの思いで会社に辿り着く。あとのスケジュールを考え、再びパソコンを開く。さいわい思考力と集中力は落ちていない。妻にSOS。岩上神社の初詣が午後になってしまった。一瞬、救急車を考えた。