平成25年2月9日(No5896) 本通り散歩
本通り散歩
広島市の中心部にある本通り(金座街)には、毎月8日に開かれる「本通りを美しくする会」に参加するため足を運んでいる。午前6時半スタートだから大半のお店がシャッターを下ろし、昼間の賑わいを感じることはない。節分の日、久し振りに妻と本通り散歩と洒落た。足腰の悪い妻と関心のある店に立寄りながら、リサーチを兼ねてゆっくり歩いた。
昔は老舗がずらりと並んでいた。それなりに威厳のある商店街だったが、横文字の看板が幅を効かし面影もない。目的は福屋百貨店で開かれている「福島展」。折角だからエスカレーターで8階まで上がったが、日曜日なのに予想外に閑散としている。老舗らしい毅然とした構えが見えない。店員らの私語が多過ぎる。客が総合店や専門店に移るのも理解できる。
目当ての「粟饅頭」と「喜多方ラーメン」では並んだ。よく見ると繁盛している訳ではない。段取りが悪いだけ。マクドナルドの対応と比較すれば一目瞭然だ。買いたい商品もあったが、吟味する意欲を失った。地下の食品売り場に行った。格段に愛想がいい。つい釣られて恵方巻以外に、余分なものまで買う始末。リュックにも一杯詰め、両手に持って歩いた。
「本通り清掃」の主催者である「カフェ・Mランド」でお茶を飲んだ。今月から掃除の進め方が新しくなる。全員が赤いユニホームをまとい、本通りのメインを一斉に掃く。これまではゴミ拾い中心だったが、波及効果が期待したほど得られなかった。新しい提案が採用され、イノベーションが図られる。散歩と称しながら店長とちゃっかり意見交換を済ませた。