平成26年9月28日(No6492) 景気は失速する
景気は失速する
アベノミクスの第一の矢は異次元の金融緩和だが、株価を上げ円安をもたらしたが、庶民の暮らしを圧迫している。第二の矢の財政出動は膨れ上がった事業に人手が追い付かず効果が上がっていない。第三の矢の成長戦略、地方創生は実体がない。その上消費税増税で経済規模は縮小した。秋に向かって回復というが、その気配はさらさらない。物価は上がる。
来年10月の消費税は景気の動向に関わらず、ともかく2%上がる。当然のことながら消費は減少する。残念ながら庶民にとって良い芽はないようだ。景気の上昇を待っていたのでは零細企業は潰れる。景気の動向に関係なく売り上げを伸ばす独自の戦略が求められる。既に来季の経営計画が決定して具体的な戦略・戦術が形になっている時期だが遅れている。
この1年間、楽しく働くための業務改善について学んできた。あちこちに飛び火しながら念には念を入れたが、仕事の本質や経営というものが少しは理解してもらえたと自負している。今期の目標は、①業績目標を達成させる。利益が出なければ会社は倒産する。結果を残すことが企業存続の絶対条件だ。ただし目先の利益だけのために右往左往してはならない。
②会社の組織や環境を今以上に良くする。昨日と同じようにしていては成長できない。どこをどのように変えるべきかを明確にし、より良い姿に変えていく。会社方針や部門方針の実行・徹底を目指す。③人材の育成。組織そのものをレベルアップするには、部下のスキルを底上げしていく。その判断と行動力が求められる。この3点をバランスよく展開する。
景気を当てにしては齟齬をきたすことが多い。景気に頼らない独自の戦略・戦術が求められる。今年は絶好のチャンスだ。