平成25年3月8日(No5923) 金メダル社員
金メダル社員
先日、求人でお世話になっている大学の求職担当教授が来社された。近年は同大学から入社した学生は、すべて短期間で離職しており、厳しいお叱りを覚悟した。ところが意外にも高い評価をいただいた。勤続年数の長い社員と短期に離職する社員が両極にあるが、その謎が分かったとお褒めいただき恐縮している。確かにかつての新卒社員は、すべて続いた。
居つかなくなったのは8年前から。「最近の若者は…」というけれど、会社側に問題ありと自覚しなければ同じ愚を繰り返す。中途採用は独特の社風に馴染み くいし、溶け込むまでには時間が掛かる。結果として持っている技術や経験を生かせない。どこかで挫折する。会社としては将来構想が立てにくい。今期入社した山田智恵社員は頑張っており、嬉しい。
今年は10年勤続の金メダル社員が2名誕生する。私が天から新しい命を与えられて復帰した4月1日に入社してくれた。一心同体の思いで10年の時間を共有してきた。何処へ行っても「10年勤続の社員です」と胸を張って紹介できる。そのうちの一人、金本和宏社員は「10年連続無欠勤」という金字塔を打ち立てた。この上の喜びはない。誇りである。
もう一人の山本麗子社員は途中で折れそうなときもあったが、いまや会社のエース的存在になった。特に担当地区の人気は抜群だ。多くの人に幸せをプレゼントしている。結婚しないでとは言えないが、そのときは通勤可能な範囲で相手を選んでほしい。10年勤続の表彰式では、個人として金メダルに相応しい贈り物をさせてもらう。来年もまた誕生する。