平成25年3月25日(No5940) 新しいはがき交友
新しいはがき交友
先週、府中公民館で「高齢者の社会的使命」のテーマで講演させていただいたが、驚くべき現象が二つもあった。一つは講演の内容が素晴らしかったと数名の方からお電話をいただいたことである。これまで同様の講演を数多くさせていただいたが、直後に電話をいただくことはなかった。どういう風の吹き回しか理解に苦しむ。しかし、嬉しいことだった。
もう一つは参加者全員が「はがきの交流」を希望されたことである。担当者に希望があればと耳打ちしておいたが、早速名簿が届けられた。昨今は個人情報保護法の影響で住所氏名が公にされることはなかった。小学校や中学校の「卒業記念トイレ磨き」でさえ拒否されていた。子どもたちに激励の一筆を届けようとしても叶わず、残念ながらご縁が切れていた。
それにしても受講者71名全員とは恐れ入った。ハガキの作法に則って宛名は筆書き、本文は万年筆の直筆である。勿体なくてコピーなどの手抜きは許されない。返信があるかどうかは分からないが、一気に「はがき道友」が71名も増える。時間的にはかなり負担になるが、それをはるかに超える喜びがある。夜を徹してでも書き続けたい。まさに青春である。
71名のうち男性は12名、うちご夫婦は4組。女性は59名である。講演の冒頭にお花畑にいるようだと話したが、高齢社会も女性が主役の時代になった。わが社のリフォーム相談においてもリードするのは女性。その傾向は顕著になりつつある。「人生講座」でも「生涯学習」でも真ん中にいるのは女性、しかも発言は活発である。折角のご縁を大切にしたい。