平成25年3月27日(No5942) 新人さんがやってくる
新人さんがやってくる
早いもので来週の月曜日には新人さんが男女各1名、合計2名やってくる。どんな能力を持っているのか、正直なところ分からない。一般論だが受身人間と言うか、指示待ち人間というか、昨今の若者とさして変わらない。しかし、新人類に相応しい共通の能力は持っている。インターネットの扱いには慣れているだろうから、少なくとも情報収集能力は優秀だ。
その情報をどのように生かすか、それは先輩が教えてやらねばならないが、彼らが育ってきた時代背景を無視しては何事も前に進まない。研修旅行の印象では極めて真面目、指示したことはやれる能力は持っている。何かにぶつかると自分で考えるより先に、やり方を教えてもらいたがる。下手に頑張って失敗するよりは無難を望む。これは真面目さの裏返し。
「地位」や「お金」よりも「遣り甲斐」を求めている。さらに社内における人間関係が良好であることを望み、人間として成長することを願っている。先輩の背中を見て育つことは期待できない。何かを命じるときには、その狙い、その効果を具体的に伝えなければ動けない。ていねいに教えれば質の高い効果が期待できる。ともかく良いところを見つけること。
社会貢献に対する意識は高くなっている。ただ成果を挙げるには、例えば毎日の掃除でも、会社や社会にどう役立っているか、納得できる説明が必要になる。それができれば付いてくる。自己信頼性が低いので「小さなことでも褒める」、「多少の失敗は受け入れる」ことも終えなければならない。せっかくのご縁で入社するのだから、これまでのような失敗は許されない。甘やかすのではなく「丁寧に教える」ことが必須。