平成25年3月29日(No5944) 現場巡回で教わる
現場巡回で教わる
現場巡回で外溝工事中のA邸を訪問したところ、ご夫妻が在宅で思いがけない大歓迎を受けた。工事はガレージの整備、フェンスなどの取り付け、畑の土入れなど。これまでも大きな工事ではないが、内装リフォームなどの注文をいただいている。建物は近隣では大きくて上質の部類。庭と続きの畑も広いから維持管理は容易でない。暮らしは超高齢の夫婦のみ。
お茶の接待を受けたが、縁側に上がるようにと椅子とテーブルを出された。このような場合、通常は縁側に腰を掛けるが、好意に甘えた。コーヒーに手作りの菓子。野菜を薄切りにして乾燥させ、砂糖をまぶしたもの。カリカリして美味しい。お茶は「桑茶」。桑の葉を乾燥して煎じたもの。身体には良いとされる。夫妻で賞賛の言葉を述べながら相手をされた。
担当者は金本さんだが、仕事に対する姿勢が真面目だと褒めていただいた。出入りの職人はすべて礼儀正しく、仕事振りが誠実だから見るだけでも楽しいそうだ。主人は93歳になるがそんな年齢とは思えないほど溌剌いっぱい。シナ事変からの話を聞いたが、塗炭の苦労もポジティブに受け止めている。人柄も穏やかで素朴であるが品がいい。奥様も同タイプ。
いい会社、いい人たちに巡りあえて幸せだ。毎日来てもらえるほどの仕事を注文したい。近所や親類にも宣伝しまくっているとの嬉しいお話。受け止め側の人柄で評価がこれほどまでに変わるものか。商売繁盛には人柄の良い人との出会いが欠かせない。そのためにはどうすればよいか。大きなヒントをいただいた。このようなお客様の仕事が出来れば、社員も職人もみんな楽しい日々が送れる。また研究課題が生まれた。