平成25年4月13日(No5959) サロン化が新しい展開に
サロン化が新しい展開に
人生講座、生涯学習、ミニギャラリーなどを軸としてサロンが本格的に回り始めた。「日本のことば」は縮景園で、「広島学」はオタフクソースで、生涯学習&人生講座で岡山県・津山の歴史ツアーが行われる。これらのイベントは販売を目的とした方法ではないが、マルコシに親しみを覚え、新しい「未来客」の候補になる。これから何が生まれるか分からない。
リフォームの相談も、工事の打ち合わせも、契約の締結も会社で行う。この価値は計り知れないほど大きい。会社を知っていただく、社員を知っていただく、並みの工務店とは違う質のよさを感じてもらう。そしてその目的を果たすためのコストが格別に安い。同時にお客様の満足度は高い。出向くイベントに比べれば、あらゆる面で高い価値が得られる。
「75歳の大問題」①②③で書いたように、地域の企業は高齢者の活性化のために大変な責任を背負わされているが、その責任を果たした企業のみが生き残れる時代になった。今回、講座のゲストから選抜して「竹の子学園」のサポーターをお願いしたが、これはホンの序の口に過ぎず、やがて高齢者による新しい農業に進み、地域社会に貢献するベースになる。
これからの企業は「サロン化」が大きなテーマになるが、まさか住まいのリフォーム店が時代の最先端を進もうとは、誰も想像つくまい。単にリフォームのみならず、高齢者の暮らしに役立つならば、無形の楽しさを提供し、有形の便利さを供与する。それをベースにして新しいビジネスの構築も可能になろう。今さまざまなアイデアが寄せられている。何ができるか、何がヒットするか分からないが、何かが始まりそうだ。一人ひとりの能力をフルに発揮する機会は無限に増え る。