平成25年4月16日(No5962) 「喜寿・クラス会」
「喜寿・クラス会」
ふるさとで「喜寿・クラス会」が開かれた。卒業時のクラスメートは42名だった。曲がりなりにも生きている友は38名、出席者は18名。昭和24年の卒業だから巣立って64年の歳月が流れている。女子は大半が独身に戻り、それぞれ の人生を過ごしている。懐かしい顔ぶれだが、中学生時代よりもいまの暮らしが話題の中心。30年ぶりの人もいた。
近況を報告しあったがほとんどが何らかの大病を克服しており、無傷の日々を過ごした人はいない。出席できたと言うことは、それなりに不運や不幸を克服した人たちである。世話をしたのはふるさとで頑張る江畑郁生さん。地域のお世話でフル回転しているだけに、見た目では図抜けて若々しい。時間を持て余す人は老いが早く、多用な人は若さを保っている。
芯から元気な人はよく歩くし、姿勢がよい。足腰が弱り始めている人は車に多く乗る。老化は仕方がないとしても、少しでも遅らせるには歩くことが不可欠だ。加えて他人のお世話をすることも必須だと思う。それにしても喜寿の生存率90%は奇跡に近い。生存はしているが返信のない人が7名。返信があったが出席できなかった人は、大半が健康に問題を持つ。
食事を終えて全員がカラオケに行ったが、趣味にしている人は声量があって身のこなしも若やいでいる。カラオケは手軽に楽しみながら若さと健康を維持する道具のように思う。中には教室に通っているのか、手帳に記入しているのは歌詞ばかり。強弱や高低のしるしが振ってあるから、かなり楽しんでいるのだろう。老化のせいか難聴が多いから、会話は自然に大声で元気がよい。次は「傘寿」のときか。再会を念願。