平成25年4月17日(No5963) 「SNS」マーケティングへの疑問
「SNS」マーケティングへの疑問
時代遅れ、脳の硬直化現象などと揶揄されそうだが、どうもミクシィ、ツィッター、フェイスブックなどの新たな「SNS」(ソーシャルネットワーキングサービス)に拒絶反応が生じる。「人生講座」や「生涯学習」に参加する熟年世代でも、活用する先進層が少なくない。新たな通信手段としてインフラ化されているから、このままでは時代に取り残される。
そう危惧するもののどうしても馴染まない。ツィッターやフェイスブックは毎日のようにパソコンに届いているが、開く気がないから即座にゴミ箱行きになる。興味があって登録したもののコミュニケーション手段としては手間が掛かり過ぎて時間がもったいない。飲食店などの集客には有効のようだが、リフォームビジネスには使えない。個人の好みの範疇?
携帯のEメールを送ることも出来ないのだから、SNSなどは別世界の話になる。もともと電話が苦手だから余程のことがない限り、携帯もわが家と会社しか使 わない。有効性をあれこれ説かれるが、顧客の獲得や集客の手法は同業でも一律ではない。通販の売り込みも半端ではないほど入ってくるが、手軽は手抜きと同意語に感じられ、これもゴミ箱行きになる。
非効率なようだがビジネスは手間暇かけてこそ価値があると信じている。「回り道こそ最善の道」と信じる所以である。原則は一対一。効率を上げるには一対一の機会を増やすしかない。要するに自社にとって最適なマーケティングを見つける新しい時代に入ったと確信している。便利のよさが必ずしも人の心を動かすとは限らない。手抜きにならないよう心したいと思っている。時代遅れの謗りは甘んじて受容する。