平成25年5月18日(No5994)   読書の薦め

読書の薦め

最近はビジネス書にしろ、小説や古典にしろ、じっくり読み込む習慣を失い、我な がら残念でならない。インターネットなどで手軽に情報を得られる時代になったが、人間まで軽くなったようで後悔している。若い頃は斜め読みだが半端でないほど本を読んでいた。しかし、鍵山さんの言われる「読書力」とは程遠い。単なる「本好き」でしかなかった。

 

全体研修でビジネス書を読むことを全員に薦めた。週間ダイヤモンドに特集された「経営者115人が選んだベスト・ビジネス書」を参考にした。圧倒的に支持された第1位は司馬遼太郎著「坂の上の雲・8巻」である。ビジネス書ではないが、日本の経営者に大きな影響を与えた。「高い志を持ち、前向きに進むことを学んだ」「青雲の志に満ちている良書」。

 

第2位、3位にはピータードラッカーの経営書だが、これは少し難しい。ベストテンでお薦めは第5位のコヴィー「七つの習慣」、カーネギーの「人を動かす」。第8位の塩野七生「ローマ人の物語」。実は鍵山さんに薦められたが43巻に圧倒されて腰を引いた。第10位の稲盛和夫「生き方・人間として一番大切なこと」、松下幸之助の「道を開く」は読みやすい。

 

他に松下幸之助「成功の金言・365」、佐藤一斎「言志四録」、渋沢栄一「論語と算盤」など折れた心の建て直しには役立つ。いずれにしても読書を続けるには、強い意志と新しい時間が必要だ。特に辛いときは救いになる。大抵の本は持っているので読みたい本があれば申し出て欲しい。人に読書の効用を説く前には己の実践だが、月に5~6冊程度では強く言えない。まず範を示すべきだが、ディリーメッセージで読後感をリポートしたいと考えている。読書会なども悪くな い。

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