平成25年5月25日(No6001) 共通言語化を進める
共通言語化を進める
土曜日に開催される「第7回オレンジフェスタ」の最終打ち合わせが行われた。実 行委員長は金本和宏課長。各階の催し物、準備、手順、担当者、流れなどについて、確認や指示が行われた。それが全員に正しく伝わったかどうかは別問題である。面倒なようでも全員に反復確認させる、そのことにより当日の運営やもてなしが進められるかどうかが決まる。
まず「伝え方に問題はないか」探ってみる必要がある。理解しやすい「共通の言語」を使っているかどうか。受け止め方によってどのようにでも解釈できる言葉を使っていたら、それは指示のように見えても指示ではない。数値や固有名詞を駆使し聞いている誰もが同じ状況を想定できなければ、オレンジフェスタの成功は覚束ない。確認は絶対に外せない。
ホワイトボードに図示されたのはいいことだが、全員が共通認識を持ったとは言い難い。自分の担当部分は理解していたとしても、他のブースにまで及んでいたかどうか。誰が、どこで、何をしているか、それが説明できなければ、ほんとうの「もてなし」には届かない。指示は共通言語を駆使してこそ行動につながる。曖昧なままで終わると緊張感もなくなる。
リーダーの指示は「いつでも誰でも同じように理解できる」ことが大原則。それには伝わったかどうかの確認が不可欠となる。形容詞を使わない、美辞麗句を使わない、数字や固有名詞を駆使する、そうするとギクシャクする場面があるかも知れない。もしかしたら拒否反応さえありえるだろう。しかし、仕事を正しく進めるには超えなければならない関所だ。
①計測できる、②観察できる、③信頼できる、④明確化された。この四つが満たされていれば、指示=行動となる。適格な指示は、具体的な行動を生み出す。成功の要因となる。