平成25年6月1日(No6008) ハガキの効用
ハガキの効用
平成8年6月10日、坂田道信さんとのご縁から「ハガキ」を書き始めた。元々筆まめだから書くのは苦手ではなかったが、「ハガキを書くと人生がよくなる」と勧められて意識するようになった。但し「複写ハガキ」には違和感があり、頑固に万年筆を使っている。書くことで腕の痛みを意識しなくなってから年間3千通、現在は4千通を目標にしている。
加齢とともに発信は衰えるはずなのに、後期高齢者になってあれよあれよと言う間に年間5千通を超えた。この勢いはどこまで続くのか、今では挫折が途方もなく怖い。増えた原因は二つ。一つは定期往来の「はがき道友」の増加。もう一つは「ありがとうはがき」を始めたことにある。昨年7月から1カ月の発信数は最低4百通、5百通超えも珍しくない。
「ありがとうはがき」はお客さま専用であるが、リフォームの相談、見積もり提出、契約のとき、社員の日報に基づいて書かせてもらっている。大切なことは文面に「本日は…」の文言を使っていること。商談の促進、契約率のアップに貢献している。5月の「ありがとうはがき」はゴールデンウィークがあったにも関わらず、100通を超えた。商売繁盛の証。
多くの人が疑問を持つのはいつ書くかということだが、「日々完結」という自分との約束は違えない。1通の分量は宛名・自署を含めて9行、文字数は125字にまとめる。表書きはすべて筆書き。1通の所要時間は6分、500通だと50時間、1日当たりハガキに要する時間は約2時間、365日休まない。ほかに年賀状、お客様の誕生日カードが計1200通。
小さな積み重ねだか、17年の継続は途方もない力を与えてくれた。自画自賛でしかないが、この分なら10万通の目標は7年後に達成できる。お客様と道友あっての夢であるが…。