平成25年6月4日(No6011) ツリーハウス
ツリーハウス
ただいま島根県益田市の「M・ランド益田」から、大型リフォーム工事の注文をいただき施工している。発注者にとって有利ではないが、同社の小河二郎会長のご好意による。表敬訪問はもっと早めにすべきだったが、スケジュールの調整をしているうちに延引し先週の土曜日になった。幸い小河さんは出勤されており、幸運にも直接ごあいさつでき喜んでいる。
同社は来る6月9日に100㌔ウォークのゴールイベントを兼ねて「Mランドまつり」を予定している。小河さんはその準備を陣頭指揮中、90歳とは思えない身のこなし。超多忙のときとあって20分ほどのごあいさつで失礼した。訪問のもう一つの目的である「ツリーハウス」を松本本部長の案内で見せてもらった。椎の木の中ほどの空中に完成したばかり。
Mランドには教習コースの6万㎡の敷地内に自然をフル活用したさまざまな工夫が設えてある。「ツリーハウス」もその一つ。椎の木の枝を巧みに利用して、キャンプ村の宿泊施設として、教習生の瞑想の場所として活用する。大人用、子供用、見晴台など急な階段を利用して辿り着く。電気、ガス、水道などの設備はないが、ありのままの大切さを教えている。
松本さんと話しながら、雇用のありかたの大切さを教わった。教習所は繁忙期と閑散期の落差が大きい。当然のことながら繁忙期に備えての雇用だから、閑散期の有効活用がテーマになる。農村の高齢化社会のど真ん中に位置しているだけに、地域社会への貢献が欠かせない。農作業のお手伝い、伸び放題の草刈り作業もなおざりにはできない。その支援を検討中。
小河会長の持論は「企業は雇用のためにある。企業体を維持するための雇用調整は本末転倒」。雇用最優先を有言実行するMランドが一流企業と高く評価される所以である。