平成25年6月6日(No6013) ありがとうの一言
ありがとうの一言
1日に何度くらい「ありがとう」を言っているか、その数によって人間性も人間関係も変わる。「ありがとう」と感謝の思いを言葉にする回数で人間性は穏やかになる。いくら心の中で思っていても、相手に伝わらなければ何の意味もない。人間関係は感謝の思いを言葉で表すだけで改善される。「ありがとう」は「あいさつ」に劣らず、極めて大切な言葉である。
「MDS」を訪問するとき、「ありがとうカード」の掲示板を必ず拝見する。MDSで働く人、学ぶ人、小河会長の人柄が存分に伝わり、心が和む。「ありがとうカード」は全体研修で学んだ「智恵工場・タニサケ」が元祖。見習ってマルコシでも採用した。一時は月500枚も投函され、思いがけない発見や喜びがあった。残念ながら今は書く人がいない。
「ありがとうはがき」には「ありがとう」や「感謝の言葉」が三つ以上あれば、相手の心に響く。何かしてもらったときは、とりあえず感謝の言葉を書いておく。そうすれば出会ったとき失念していたとしても、さほど非礼にはならない。毎日会える人は「ありがとう」を伝えることが出来るが、一週間もすれば忘れてしまう。はがきが届いておれば許される。
繁盛している和やかな会社は、「ありがとうカード」の制度を採用し、表彰の対象にもなり図書券などが贈られている。書いた人、書いて貰った人、どちらも対象になる。MDSではどうなっているか知らない。おそらくそんな制度がなくても自然な行為として「ありがとうカード」が行き交っていると思う。もともと強制ではなく自然発生的な行いである。
「ありがとう」は努力で発するのではなく、単なる習慣に過ぎない。感謝する生き方をしていれば習慣になる。その習慣が良い人間関係を作る。その習慣のない人は不幸である。