平成25年6月20日(No6027) 超高齢講座
超高齢講座
若手社員は担当地域の戸別訪問活動で新しいお客様を得ることが義務付けられているが、掛ける時間のほど報われないのが現実である。しかし、ビジネスマンとしては新しいお客様とご縁が得られなければ役に立たない。辛い体験をすることで得られるものは多い。商売を目的としない活動は、真剣に取り組んでいれば、必ずカタチとして見えてくるものだ。
イベントとしては比較的人気の高い「住まいの物語」講座を戸別活動の質を高めるために、それぞれの顧客(C客)を対象として開くことにした。ただし集客は簡単ではない。担当者が地域のお客様から信頼されていなければ来てもらえない。一応定員を8名と指示したが、実際のところこれは無理筋である。実績を重ねることで結果が得られるイベントだ。
定員に1名足りなかったが、担当の山田智恵社員は期待以上の成果を上げた。お客様に関心のないイベントの集客が如何に難しいか、それぞれが日々体験していることだ。参加されたお客様の顔ぶれや年齢層を見ると、かなり努力した様子がうかがえる。次回以降の集客が容易になるかどうかは、こちらの責任になる。「楽しい」「嬉しい」を実感してもらえたか。
参加者はみんな若々しいが自己紹介で年齢を聞いてびっくりした。92歳、87歳、84歳、80歳、72歳、年齢不詳は80歳代と40歳代。人生講座は60歳代が中心だから、一気に平均年齢が上がった。予備知識がなかっただけに戸惑いはあったが、年齢などまったく感じさせないパワーに恐れ入った。76歳や72歳は少年少女みたいなもの。まだまだ。
おかげで楽しい講座と茶話会に終始した。参加者は喜ばれた。ビジネスとは関係なくても、超高齢講座を開くことも新しい社会貢献になる。幾つになっても知的好奇心は衰えない。