平成25年6月25日(No6032) 順当な都議選の結果
順当な都議選の結果
日曜日もいつもの如く深夜の12時前帰宅した。丁度NHKが都議選の開票速報を放送していた。テロップを見ると残議席は一つ。共産党が最後の議席を獲得し、8議席から17議席に大躍進したと伝えていた。民主党は前回の54議席から15議席。そもそも4年前は54議席も獲得したのに今回は44人しか候補を立てられなかった。惨敗して当たり前だ。
自民と公明は59名と23名が全員当選。公明の全員当選は理解できるが、自民は猫も杓子も当選で質の平均値が大幅に下がった。みんなの党は1名から7名に躍進したが、行き場のない民主票のおこぼれいただき。渡辺代表の「ぶれない政治姿勢が評価された」とは思えない。維新との連携解消が評価されたとも思えない。サヨナラ民主を共産党と分け合った。
もっとも信頼する政治家・中田宏の所属する維新の会は評価の分かれるところだが、産経は「民主、維新に激震!」と大見出しを打った。去る6月6日誘われて「維新!東京in」に参加したが、候補者たちと立ち話しながら「この人たちは政治に対する覚悟がない」と感じた。維新は政党としても未熟だし、候補者も青臭い。2名の当選者は自力で勝っている。
橋下徹代表の慰安婦を巡る言動が逆風になったというが、あの程度の発言で選挙が左右されるようでは「風頼み」と思われても仕方がない。風に乗って総選挙で大量の議席を獲得したのだから、参院選では捲土重来を期して欲しい。時間がないから組織作りは難しいだろうが、参院選では「維新の会は日本の政治に必要だ」と不眠不休で訴えてもらいたい。
参院選は都議選と似た結果になるはずだ。賞味期限の切れた民主党は続いて惨敗。生活の党、社民党はゼロ行進で消滅し、維新は上昇、みんなは頭打ち。自民・公明はさらに躍進する。