平成27年3月18日(№6663) お彼岸の入り
お彼岸の入り
本日は彼岸の入りである。3日過ぎると彼岸の中日(春分の日)となる。さらに3日間後に彼岸は終わる。最近は彼岸について関心が低いが、それでもお墓参りをする人は多い。毎年のことではあるが彼岸の入りを待ち遠しく思っている。毎朝、東方に向かって二礼二拍しているが、彼岸の入りまで日の出を拝むことはできない。冬の間は太陽が南下しているからだ。
彼岸の中日には太陽が真東から昇る。この時初めて朝日の光を全身に浴びて東方礼拝が可能になる。この日から日の出の位置は北上し、秋の彼岸にもう一度真東から昇る。その日を堺に南下をはじめ、翌年の彼岸まで日の出とはお別れする。あらためて自然の偉大さを実感する。身を乗り出せはやがて日の出が拝める。太陽のエネルギーは百薬の長といわれる。
彼岸に先祖を供養するのは日本独特の文化であり、聖徳太子が言い出しっぺとも伝えられる。彼岸にはお盆のように仏壇を飾り付けたり、お坊さんを呼んでお経をあげるしきたりは少ない。お彼岸の中日は先祖に感謝する日で、残りの6日間は悟りを開くために必要な6つの徳目(六波羅蜜)を修める。
(1)「布施」(ふせ)=物財や安心を分け与える。(2)「持戒」(じかい)=規律を守る。(3)「忍辱」(にんにく)=辛抱強く取り組む。(4)「精進」(しょうじん)=物事に励む。(5)「禅定」(ぜんじょう)=心を穏やかにする。(6)「智慧」(ちえ)=知識を深める。
先祖への供養や感謝の気持ちを持ってお参りだけではなく、こんな大切な行いをする期間であることを忘れてはならない。せめてお彼岸くらいは、自分自身の怠惰な生活を反省し、何か徳を積むいい機会にしたいが如何だろうか。いい人生にしたいと思うなら、自らをしっかりと磨きたいものである。