平成25年7月13日(No6050) 生涯学習講座の進化
生涯学習講座の進化
新しい顧客開発の手法として5年前に「心豊かに生きる人生講座」をスタートした。少しギクシャクしたときはあったが、これからのビジネスは「オフィスのサロン化」が、成否を握るという学者の説に同意し試みたが一応成功と言える。現在は第二第四の火曜日が4講座、第3土曜日と第3土曜日の[住まいの物語]を加えて6講座となり、いずれも満席である。
さらに三島清一さんの「日本のしきたり」、講座の出身者である小山正さんの「古代の道」2講座、現在もメンバーである入川実さんの「日本の言葉」、半田和志さんの「広島学」を加え、一ヶ月9講座に成長した。新しい客層の出入りから顧客化し、当初の目的は成功した。さらに地域の新しい活動として多くの認知を受けている。公民館活動とは異なる着想だ。
受講生は1ヶ月延べ100名を超え繁盛している。何としても講師の熱意に負うところが大きい。内容はお遊びはいささかもなく、日本とは?日本人とは? のテーマで一貫している。それだけに受講者は知的好奇心の強い持ち主が多い。小粋なギャラリーが加わった。ビジネスへの影響はオレンジフェスタへの来場激増、大きなイベント成功で裏付けられる。
顧客の維持、顧客の獲得、ビジネス展開などは、結果として新しいスタイルの成功を実現している。欲を言えばキリはないが、これまでの地域活動では見られなかった展開が期待される。さらにニュービジネスとしても、本業及びサイドビジネスへの広がりも夢が広がる。一リフォーム店としては過ぎたることであるが、新しい営業手法も確立できそうだ。
兼ねて構想を温めているが、安佐文化大学の展開も不可能ではない。地域で暮らす知的好奇心の高い人たちへの文化の提供が、高齢化社会へ新しい一石を投じるかもしれない。