平成25年7月20日(No6057) プロ野球雑感
プロ野球雑感
プロ野球も前半戦を終え、東北地方でオールスター戦が始まった。年齢のせいもあろうが、最近はプロ野球に興味を失いつつある。昔のオールスターにはその名の通り綺羅星の如く輝くスターがいた。最近は大半の選手がわれわれの年代には無名の選手ばかり。せいぜい楽天の田中将大、日ハムの大谷翔平くらい。長島、金田、王の時代とは隔世の感がある。
ペナントレースも後半戦に入ると、それぞれのリーグ優勝が話題になる。セ・リーグは巨人と阪神が、パ・リーグは楽天とロッテが首位を争っている。優勝すればすんなり日本シリーズで日本一を争えるわけではない。何の意図を持って決められたのか分からないが、クライマックスシリーズという訳の分からないシステムがある。下位チームが日本一になれる。
各リーグの3位までのチームが、もう一度日本一の出場権を賭けて戦うのだ。セリーグでは巨人、阪神以外の4チームは優勝の芽はないが、3位にはどのチームもなる可能性がある。万年最下位の横浜も例外ではない。運良くクライマックスシリーズで勝ち上がれば、日本シリーズに出場し日本一になる可能性がある。そうなれば日本一の称号は地に堕ちる。
かつてロッテが3位から勝ち上がり、日本シリーズで優勝した。史上最大の下克上と囃された。パ・リーグはともかくセ・リーグの4チームはすべて勝率4割台である。3位争いで勝ち抜くには下位チームにエースをぶっつけるケースがあり得る。上に負けても下に勝てばチャンスが生まれるからだ。ペナンとレースの戦いを歪めてしまう。優勝争いなど無視?
日本シリーズを横浜とオリックスが戦う。そう考えるとゾッとする。昨年の最下位チームである。プロ野球ファンをバカにしていないか。リーグの覇者が日本一を争うべきである。