平成25年7月21日(No6058) 自民独裁の良識に期待
自民独裁の良識に期待
本日は参院選の投開票が行われるが、野党が総惨敗する卦が出てきた。良くも悪くも自民党の独裁政治の幕開けとなる。改選議席は121であるが、自民・公明連合軍が80議席以上を獲得する。残念ながら野党は力を合わせるどころかバラバラで有権者の失望と怒りを買った。悪くすると民主、維新の会、みんな、共産の各野党はすべて一桁止まりになりそうだ。
生活、みどり、社民、大地などはゼロ。集会をしても、街頭演説をしても、有権者は野党の話を聞いてくれない。テレビカメラももう少し上手に写せばいいのに、まともにカメラを向けるものだから人気のない海江田民主党代表の近くに有権者の姿が見当たらない。当選者が10名を切ると予測するメディアもあるが、それが真実に思えるほど雰囲気がない。
もともと維新の会、みんなも二桁には届かない。もしかしたら共産党が伸びるかもしれない。非改選議席があるから民主党は依然として野党第一党になるが、自民の暴走を止めるのは民主党だと叫んでいるが、そんな力はどこにもない。泣いても喚いても少なくとも3年間は、野党再生の機会は閉ざされている。ブレーキ役がいなくて日本の政治は大丈夫なのか。
あれこれ危惧する人は多いと思うが、連立与党の公明党が適度なブレーキ役を果たすのではないか。少なくとも民主党が政権を動かした3年間ほど悪くはならないだろう。政治家のこそ泥はいつの時代もいる。せいぜい権益を駆使して税金を私する輩がうろちょろする程度。それでも何も出来なかった民主党より罪は軽い。ここは太っ腹に清濁併せて呑みたい。
民主党は自民党の批判に終始したが、日本維新の会、みんなの党はそれなりに日本の方向付けをしていた。時間は掛かるが期待したい。民主党は次の総選挙には姿を消している。