平成25年7月30日(No6067) 花壇の管理
花壇の管理
社屋前から南へ向って花を植えてある歩道脇の花壇は3カ所あるが、荒れ果てた植栽エリアを再整備して花壇にした。手間と費用をかけて作り変えたが、いずれも公共の土地である。たとえ善意であっても他所様の地所を無断使用することは法に反している。20年を超えて放置されていたが、このほど管理に関する文書を交わすことになった。責任がともなう。
先週の金曜日の夕方いつものように歩道へ水撒きを始めたが、となりの共同店舗前の花壇に水遣りがしてありびっくりした。水跡を辿るとスナックの好意からと分かる。このエリアに花を植えたことにより10年を超えるバトルが存在する。撤去を求めて警察官を呼ばれたこともあった。更に花壇を車で横断し、可愛い花たちを蹂躙した。看板も効果なし。
怒鳴り込みたい気持ちを抑え、その都度黙って手直しをしていた。争っても険悪になるばかりで、よい結果は得られない。いつのまにかあいさつも交わせるようになった。それだけに嬉しかった。やっと隣組になれた思いである。暑い日は四つの店舗の前庭や歩道に、さりげなく水撒きをしている。自分たちの手で自分たちの町を整えるのは当たり前のことだ。
手を掛けている花壇エリアは約70㍍あるが、花が咲いているウォーキングロードとして紹介もされている。ある程度の公共性も求められるので、これからは行政と仲良くして町内の美化と安全に努めたい。それにしても今年の猛暑はあまく見すぎた。信号停車の排気ガスとアスフォルトに蓄積された熱に、花たちの一部が枯れた。フラワーロードの看板が泣く。
区画に7店舗あるが、町内会などの組織はない。商売が違い働く時間帯も異なる。力を合わせることも必要だが、気付いたものが率先垂範する習慣も大切である。できることをやる。