平成25年9月6日(No6105) 速くて質の高い仕事をするコツ
速くて質の高い仕事をするコツ
いつも一番出勤を心がけているが、ドアを開けて事務所に入り驚いた。金本社員がパソコンを叩いている。相当前から座っている雰囲気があった。稀に江原社員に先を超されることがあるが、珍しい出来事である。最近は仕事に追われているとこぼしていたが、時間作りに乗り出したらしい。歓迎すべく喜ばしい出来事で、業務改善の一歩に乗り出したようだ。
質の高い仕事を早くする方法はたった一つしかない。それは仕事を「小分け」にして「カタ」にはめることだ。このメソッドを具体的にいえば、①仕事をキリの良い単位で小分けにする。②小分けにした後は、やるべきことに集中して効率的にやることだ。闇雲に猪突猛進しても疲れるばかりだ。仕事を一気にするのではなく、やるべきことを分解して行う。
目の前の小さな仕事から片付けると、目に見えて仕事が捗る。さらに一歩進めれば、積算のもとになる数量の拾い出しの合理化はごまんとある。一歩退いてそこから始めてもよい。こんなものだと従来の方法ばかり踏襲していると進歩は得られない。手馴れた仕事が速いような錯覚を起すがそれは違う。
私も時間の管理ばかり追求しているが、それだけでは解決しない。仕事の中にはやらなくていいことがごまんとある。それをどう省くかだ。要するに一義的には仕事の注文を受け、売上を伸ばして利益を得ることにある。先ずは立ちはだかっている山を解消する。それを脇に避けていたのでは本末転倒である。「小分け」する「カタ」にはめる。済ませるしかない。
それには工夫だ。改善しようとする意欲だ。それが新たな仕事の仕組みを作る。必ず質の高い仕事に変わって来る。時間に追われているとやがて自滅し、禁断の手抜きに手を染める羽目になる。そうなるとなかなか軌道に乗せられない。