平成25年10月19日(No6148) 秋の「講座バスツアー」
秋の「講座バスツアー」
「生涯学習」「人生講座」とも現在は14期目を開講中だが、恒例の秋のバスツアーが出発した。元気いっぱいの熟年者が中心である。春と秋の2回実施しているが、いま流行している旅行会社のグルメツアーとは異なり、講座の延長にもなる学習ツアーである。生涯学習には4名の常任講師がおられるが、企画から案内まですべて講師の手作りになっている。
今回は午前が忠海にある日本で一番古い缶詰工場を訪問。担当の半田和志(広島学担当)講師の薀蓄に耳を傾けながら、ジャム作りに挑戦する。講座のとき岡元事務局長が「みなさんエプロンを忘れないで…」と念を押していた。実習は人気でなかなか予約が取れないほどの繁盛振りである。午後は毒ガスで有名な大久野島に渡り、兎と戯れながら歴史探訪をする。
今回は片道が2時間と物足りないが、いつもなら4~5時間の往復が勉強の時間になる。何しろ「日本のしきたり」担当の三島清一講師、「日本のことば」担当の入川実講師、「古代への道」担当の小山正講師、小山講師は14期に入って「新・小山学」と題して新しい道を開いている。世話人代表の半田和志講師は「広島学」を担当している。4講坐連続となる。
和気藹々の雰囲気で勉強を楽しむ。固い話ばかりではなく肩の凝らないクイズ講座なども用意されている。全体の取り纏めをするのは岡元美紀恵事務局長。こまねずみのように走り回らなければ役割が果たせない。今回が8回目になるが、いつの間にか春と秋に定着している。4名の講師は自費で事前調査を十分に行い、 参加者が楽しめるようおさおさ怠りない。
急速に高齢化社会に移行しつつある地域社会の活性化を目指して講座は誕生したが、今では貴重な文化の発信基地となり貢献している。今回は所用で参加できず、残念至極である。