平成25年10月22日(No6151) 「竹の子学園」進化へのヒント
「竹の子学園」進化へのヒント
10月20日は「竹の子学園・10月塾」を開講したが、サポーターの入川さんから「パーフェクトですね」と笑顔で冷やかされた。竹の子学園は4月から11月まで9回(8月は2回)開催するが、8回まですべて雨にご縁があったからだ。10月塾も朝のうちは霧雨、本番の10時には止んでいたが、メインイベントの稲刈りは、稲穂が濡れていて手刈りのみ。
午前のサツマイモ掘り、ダイコンの間引き、ナスの収穫、カキもぎには支障がなかった。大き目のサツマイモがたくさん収穫出来て子どもたちは大はしゃぎだった。機械によるイネ刈りが中止になった分だけ時間が余った。子どもたちもこのままでは物足りないような雰囲気になった。咄嗟の判断ではあったがミニ運動会を開催した。金本・山野コンビが大奮闘。
子どもたちは大喜びで稲刈りの物足りなさなど何処かへ吹き飛んでしまったようだ。競技は「キャピタラー」など三つを選んだ。時間は30分。子どもたちのはしゃぎようを見ながら新しいヒントを得た感じがする。これまでの10年間は農作業がメインたった。自然体験を目的の一つに掲げているが、これはほんの添え物。閃きは農業体験から自然体験への移行。
自然体験の中のカリキュラムに農業体験を組み入れるという考え方。これまでのネックは農場管理に手間が掛かり過ぎるということ、ある程度の専門的知識と技術が求められること。そのために世話役に負担を掛けすぎた、そして後継者が育たなかったことなどがある。農作業にかけていた時間や労力を大幅に削減し、カリキュラムを変化させ管理を容易にする。
これは決して手抜きではなく、進化と考えたい。自然を舞台のカリキュラムを豊富にすること、スポーツを大幅に取り入れること、手間のかからない野菜の栽培をすることなど。