平成25年11月2日(No6162) 一千万歩の価値
一千万歩の価値
あれこれ屁理屈を言わずに先ず始めることの大切さ、続けることの楽しさを実感している。一念発起という大それたものではないが、少しの思いがあって徒歩通勤を始めた。自宅から会社まで1,5kmだからぶらぶら歩いてもしれている。厄介なのは座右の銘の[例外を設けず]。当然のことではあるが365日、晴雨に関わらず付いて回ること。簡単ではない。
動機は単純で畏敬する小河二郎氏が主宰される「中国山脈横断100㌔ウォーク」に参加しないかと勧められたこと。「はい分かりました」と約束してしまった。少しは歩き慣れていないとサマにならないと見栄を張った。わずか3週間の徒歩通勤で鍛錬になるものでないが、ともかくスタートした。ここで「徒歩通勤」+「365日例外なし」を背負ってしまった。
どうしても出勤が不可能なときは、最低1万歩を歩くと決めた。初参加の100㌔ウォークでは無残な結果になった。わずか18kmであっさりリタイア。2回目は38km、3回目の今年は13時間で50kmを予定通りの時間で歩けた。徒歩通勤は頑固に続けていた。その成果がウォークの距離で確実に実証される。そのお陰か徒歩通勤は容易に続けられた。
徒歩通勤を始めたのは平成23年5月15日、万歩計の数字をすべて記録した。虚仮の一念ということもあるが、893日目の平成25年10月29日の朝、1千万歩を超えてしまった。「何事も一歩から始める」。歩き出さなければ何も始まらない。「例外なし」の座右の銘は生きてきた。さほどの苦労もなくクリアーできた。実キロ数で7,000㎞である。快挙!
地球一周は4万km、歩数に換算すれば6千万歩になる。今のペースで12年半掛かる。卆寿も近い。「地球一周宣言」には迷いがある。しかし到達したら気持ちよいにちがいない。