平成25年11月6日(No6166) 「ありがとう」に「ありがとう」
「ありがとう」に「ありがとう」
わが家ではすっかり「ありがとう」が口癖になった。妻が私のためにしてくれることに対してすべてに「ありがとう」を添える。円満の秘訣である。朝起きるとスープを用意してくれる。「ありがとう」。朝食のお餅をやいてくれる、「ありがとう」、着る物の用意、忘れ物はないか、靴を揃えてくれる、玄関を開けてくれる、etcすべてに「ありがとう」を返す。
夫婦円満の秘訣である。自宅にいる時間はわずかだが、少なくとも一日に百回は言う。口癖になってしまった。「ありがとう」ほど人間関係を滑らかにしてくれる言葉はない。誰しもが自分が相手にしてあげた行為に「ありがとう」を期待している。「ありがとう」に「ありがとう」を返す。掃除をしていて「ありがとう」を言ってくれる人には好意を抱くはずだ。
「ありがとうカード」の制度を利用して言葉でいえなかった分、言った分には重ねて書く。仕事を終えて一日を顧みると無限に感謝の思いが蘇る。すべてに「ありがとう」。人間関係は「ありがとう」の言葉の往復があれば良好に成り立つ。糞ッたれでさえ感謝に代る。社外の人には「ありがとうはがき」を送る。三つ以上は「ありがとう」関連する言葉を入れる。
早朝のリポートに、毎朝大西さんがしてくれる花壇の整備に感謝していることを書いた。さっそく「ありがとうカード」が届いた。『朝の花壇整備のことを書いていただきありがとうございます。相談役のありがとうの言葉が嬉しかったです』。「ありがとう」には「ありがとう」を返す。お米のお裾分けに只一人「ありがとう」。小さな障壁などなくなってしまう。
Mランドの商売繁盛の要因は「あいさつルール」と[ありがとうカード]。誰にでもできる簡単なことだが実践は難しい。しかし、それだけで会社の業績があがるというモデルだ。