平成25年11月11日(No6171) 伸びシロ
伸びシロ
大阪の経営コンサルタント・トチノさんから毎週土曜日に「AMIニュース」がメールで届く。プロだけに切り口が斬新で参考になることが多い。経営環境の急激な変化にはしばしば見舞われるが、今回は消費税アップ前の駆け込み需要の対応に追われている。「暇に慣れている体質をいかに引き締めるかがポイント」(トチノ)対応を誤ると将来に禍根を残すと指摘。
変革のキーは「三つの『不』」。①不足…足らないときに智恵を出して改善する。②不満…社員が気付かない「お客様」の不満を改善する。③不満足…お客様満足を軸に「プラン」を提案することで満足を勝ち取る。要するに『考える集団』に変革しろということ。社員から提案が出ることが望ましいと指摘する。「考える」を軸に経営を見直せということ。
コラムの中で「伸びシロ」の言葉にハッとした。経験の少ない社員は指導のやり方次第で伸びシロが大きくなるということ。また幹部社員には飽和点があり、それにどう対応しているかという問い掛け。若手社員が現在は3名、来春1~2名入社する。いよいよ若手社員の成長が会社の命運を握るときがやってきそうだ。どう育てるかで会社の将来が見えてくる。
トチノさんは四つの原則を提唱する。何よりも若手社員には普段から、①関心を示す。②激励する、③助言する、④助力する。この順序を間違ってはいけないという。[責める]「叱る」などはマイナスになる。四つの前提があってこそ「叱る」は生きてくる。「責める」ほどマイナスの接し方はない。トチノさんは「愛語回天」よって育てられ、育てているという。
朝のあいさつは「こちらから近付いて」「笑顔で」「先にあいさつする」ことを心掛けている。これは①直結していると思う。何かにつけて「ありがとう」と感謝の意を伝えること。