平成25年11月15日(No6175) 正しい礼儀(松下幸之助・成功の金言)
正しい礼儀(松下幸之助・成功の金言)
『特に今日は潤いが乏しくなってきましたからな。サービス精神という潤滑油が、もっと求められていい時代ではないですか。商売している人はもちろんですが、すべての人がサービス精神にかけてはいけませんよ。友人に対しても、自分の会社、商店、社会に対しても、すべてサービスですよ。国と国との間でも、サービスを怠る国は落伍しますよ』。
『落伍しないまでも、人気を落としましょうな。廊下で会っても、ちょっと会釈して通るのがサービス。だからサービスいうのは正しい礼儀でんな。商売のコツはいろいろありますけど、一つはあんまり費用はかけずに多くのサービスが出来るということですわ。そうしますとモノを安く供給できますしね。そやから笑ってサービスするのがいいわな』。
『いちばん金も掛からず、他人に喜びも与えられる。こんなのがいちばんよろしいな。そういうことが商売のコツやないでしょうか』。短い松下の金言は分かりやすい。月に一度の割合で「PHP」からP-MAILとして届けられる。根っからの松下幸之助信捧者だから、なんでもすんなり身体に入り込む。3階のトイレに「松下幸之助リーダーの言葉」がある。
他に宝物として[松下幸之助発言集四十五巻]が本棚にある。まだ一度も開いたことはないが、限定版だけに高価だったが求めて眠らしている。松下翁がもっとも大切にしているのが「掃除」と「礼儀」である。鍵山秀三郎さんの「掃除」も、翁の影響を受けている。翁の生き方を凝縮させると「謙虚さ」に辿りつく。特にリーダーに対しては[高慢さ]を戒めた。
謙虚なリーダーはどうなるか。好感を持たれ周知が集まるのはもちろんのこと、周りの人の偉さがよく見えてきて自然とそれを学ぶようになる。正しい礼儀は「謙虚」から生まれる。