平成24年9月7日(No5741) 笑顔力
笑顔力
新幹線で上京するとき広島駅2階の「あじろや」で銀むすび(味付けは塩だけで具がない)を3個求める。販売員によってはアイコンタクト+笑顔で「お飲み物をお付けいたしますか」とさらりと声を掛ける。100%OKする。声が掛からないとまず買わない。笑顔とアイコンタクトで接する売り上げ効果は大きい。無愛想ではセット販売につながらない。
リフォームのご契約をいただいたお客様にごあいさつしたとき、連続して担当者の山野さんを称賛してもらった。共通する褒め言葉は「笑顔がいい」、続いて「説明が分かりやすい」の二点。必ず「笑顔」が一番に来る。ここにポイントがある。笑顔がいいと心を開くから「説明が分かりやすい」に繋がる。この逆はない。特に高齢者にとって笑顔力は欠かせない。
「笑顔」はその気になれば誰でも作れる。ところがビジネスには「愛想笑い」や「作り笑い」は通用しない。ここが難しいところ。かつて商売用の笑顔は大切だと教えられたが、今では役に立たなくなった。日々の暮らしで心から微笑む習慣がついていないと見抜かれる。自然に生まれる笑顔は、ビジネスの最大の武器になりつつある。無愛想に客は近付かない。
徒歩通勤を始めて1年が過ぎたが、やっと見知らぬ人へ「おはようございます」にアイコンタクト+笑顔が添えられるようになった。簡単だと思っていたが、実際に取り組んでみると難しい。一日10人としても延べ5千人以上の人に声掛けをしたことになる。ただ相手が笑顔と受け取るかどうかは別の問題である。親から貰った顔の造作は直しようがない。