平成24年9月22日(No5756) 本屋さんでウロウロ
本屋さんでウロウロ
帰宅時間が午後9時台のときは、近所のフタバ図書に立寄って本を手にする。郊外型の大型店だから大抵の本は揃っている。話題のビジネス書や好みの作家の小説を探す。CDやDVDのレンタルは24時間営業だが、本・雑誌のコーナーは午後10時で閉店。そのため通常は閉まっており、趣味の本漁りはできない。9月に入ってやっと祭日の午後、立寄れた。
店内を歩くコースは決まっている。カウンター前から左に折れ、小説の新書版、ビジネス書、月刊誌のコーナーへ。欲しい新刊を見かけたら、インプットして古本コーナーに回る。最近は回転が早いから、新品と同じものが半額で買える。アマゾンで検索すれば、さらに安く求められる。しかし、本に触る誘惑には勝てない。電子図書は性分に合わない。
ところが今回は異変が起きた。何といつもの一等地には新刊のコミックが、スペースを広げて大威張り。びっくりした。ウロウロ歩き回った。新しい街へ迷い込んだように、目的の場所が見つからない。まさかと思いながら左奥の壁際を見た。探していた作家たちや話題のビジネス書が、ベンチの控え選手のように静かに座っていた。主役の座を下ろされたのだ。
コミックは嫌いではないが、コンビニで定期的に買っている。お目当ての本が探せないのは気分がよくない。店員に尋ねれば解決するが、探す楽しみは奪われたくない。それにしてもコミックの立ち読み年齢は、子どもから高齢者まで急激に増えている。しばらくはお目当てのコーナーまで辿り着くのに時間は掛かるが、不自由を楽しみながらウロウロしたい。