平成24年8月3日(No5706) 可愛い「はがき・道友」
可愛い「はがき・道友」
畏友・加藤貴也さん(兵庫県加古川市)から「3人の子どもにはがきを書いてやって欲しい」と依頼を受けた。「万縁の会・総会」が終了して寛いでいたとき、鍵山秀三郎さんと私の名前を書いた手紙のコピーを手渡された。几帳面な文字で架かれていた。小2の二季子ちゃん、中2の理一くん、高2のるり香さん。加藤さんが文通している近所の子どもらしい。
気軽に引き受けたが手紙を読んで驚いた。文字がきれいだし文体が整っている。しかも内容が具体的で心が入っている。これは適当にあしらっては申し訳ないと姿勢を正した。「はがきを書くと人生がよくなるよ」とはがき道の坂田道信先生に教わって16年になる。以来、はがきをもらったらその日に宛名を書くことにしている。そうすれば必ず返信できる。
加藤さんの紹介で3人の子どもたちにはがきを書いたが、その日から今日まで20回の往復がある。一週一信のハイペースだ。はがき道を志す大人たちにも真似はできない。るり香さんは一枚、理一くんと二季子ちゃんは二枚、びっしり書き込んである。性格や家族の暮らし、友達との交友、生き方や考え方が滲み出て読み応えがある。その上、癒やされる。
後期高齢者にとっては得がたい若い恋人が出来たようなものだ。小2の二季子ちゃんには難しいと思ったが、大人並みの文字と文体にしている。1回の通信に絵葉書を3枚宛入れているが、最近では意識して旅先で求めている。3人の素敵な子どもを育てたご両親や祖父母と一緒に一度会いたいと願っている。できれば一緒にゴミ拾いをしたい。今年中には。