平成24年8月9日(No5712) 猛暑日の「竹の子学園」④
猛暑日の「竹の子学園」④
ホームスティは問題児を数名抱えながらも、午前8時半、何の問題もなくめでたく終了。大切な子どもたちを預かるだけに、「めでたく」はまさに実感。午前10時から保護者も加わり定例の8月塾がスタートする。カリキュラムは農業体験、自然体験に変わりはないが、真夏、夏休みの匂いが色濃く滲み出ている。まずは第二農場の野菜の収穫からスタート。
この時間は世話役、保護者には他の役割があり、子どもたちだけで作業を行う。ナス、ゴーヤがメイン。収穫に加え、配分の袋詰めにも一役買ってもらった。子どもだけの農業体験の機会は滅多にない。自由に振舞ってもらった。実に伸び伸びと広い畑の中を躍動する。更に第一農園まで足を運び、稲の生育具合を確かめた。天候に恵まれ順調に育っている。
お昼は「ソーメン流し」。世話役、保護者は竹を伐って樋作り、カップ作り、だし汁、薬味作りなど大忙しだった。たかがソーメンだが地下水に冷やされ、10㍍も流されると一流の料理店でも味わえない傑作に変身する。その上、子どもたちの心がこもったおにぎりが添えられる。お腹いっぱいになったら川遊び。しばらく雨が降っていないから、水がきれいで安全。
最後のメニューは「スイカ割り」。小さい子にはぐるぐる回りが辛かったらしい。学年ごとに回数が増える。6年生は8回、大人は10回。腰を落として立てなくなる。最後の金本委員は見事だった。倒れながらも立ち直り、スイカを粉々に叩き散らして拍手喝さいを浴びた。終礼のあと「すり氷」のサービス。長い行列でお互いに夏の名残りを惜しんだ。