平成26年3月5日(No6285) ニーチェの言葉
ニーチェの言葉
「喜寿」を記念して一つだけ新しいことを始めた。ドイツの哲学者・ニーチェの言葉を平易に解説した本を手に入れた。難しい屁理屈はご免蒙りたいが、その箴言は心を豊かにする。急所を突くような鋭い視点、力強い正気、不屈の魂、高見を目指す意志など、短い警句と断章に発揮されている。毎朝の東方礼拝のとき、大きな声で朗誦したい。生の哲学を学ぶ。
■『自分を常に切り拓いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ』
■『今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返しても後悔しないという生き方をしてみよ』
■『喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう』
全編は、①己について、②喜について、③生について、④心について、⑤友について、⑥世について、⑦人について、⑧愛について、⑨知について、⑩美について。断章は239ある。朗誦したくらいで何も変わるものではないが、何も始めないよりははるかに増しだ。一断章は150~250文字、表現は分かりやすく、凡夫のわが身でも何となく納得できる。
3月1日。『自分の一歩は自分への尊敬から』。自分はたいしたことがない人間だと思ってはならない。それは行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。自分を尊敬すれば、悪いことなんて出来なくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。そういう風に生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことが大切である。それは自分の…(以下略)