平成30年1月2日(№7526) 年賀はがき
年賀はがき
初詣から午前三時帰宅し、3時間の睡眠を取り起床した。「さあこれから年賀状」と気持ちだけ張り切ってスタートした。その前に新聞と年賀状を取りに郵便受けまで行った。新聞は厚くて片手では持ちきれないほど、年賀状も予想外に多く持ちきれない。うろたえているうちにバランスを崩し、後ろへ仰向けに倒れた。左足、右手のひら、頭二か所を打撲した。
それでなくとも身体が不自由なのにやっとの思いで立ち上がった。左足の膝の裏と首の右側をひねっている。年賀状どころではないが、決めたことだから平然として実行する。まず朱墨で「寿」を中央に書く。拡げて乾かす。280枚を書いたころには一枚目が乾く。「寿」の右には墨汁で「新年おめでとうございます」、右には「すばらしい一年でありますように」。
一言添えられるように空間を作っておく。元旦に届いた年賀状を見ながら宛先を書くのだから思いもこもる。前回は夫婦連名であったのに女性一人の名前、男性1人の名前、不運があったに違いない。やはり賀状は夫婦連名で書かせていただく方がいい。新年欠礼の挨拶状も40通あった。当方も高齢だから無理はない。こうして一人ずつ寂しく旅立ってゆく。
予定通り3日には全ての宛名を書き終えられる。結構苦労があったがその達成感は他から得られない。どうして元旦から書き始めるかと言うと、年賀状を投函して死んではたまらない。少なくとも1月1日には元気で新年を迎えたという証が欲しい。届くのも遅くなるがそれだけ目にも止まりやすい。屁理屈を並べるが、年内に「新年おめでとう」とは書けない。