平成26年5月18日(No6359) 広島カープの強さは本物?
広島カープの強さは本物?
今年のジャイアンツは雲行きが怪しくなった。もともと長嶋さんの熱狂的ファンだから、プロ野球に対する関心が薄くなった今でも戦いぶりが気にかかる。カープファンに怒られそうだが、広島の人間でありながらジャイアンツ以外の成績には無頓着。鯉のぼりの季節が終わって例年通り定位置に落ち着くと思いきや、ピンと背をそらせて空中を泳ぎ続けている。
野村監督の采配が優れているとは思わないが、何となく選手が勝手にいいところで爆発しているように感じる。この分では最後まで突っ張りそうな予感がする。その根拠は怪しいがサヨナラ勝ちが多いこと、しかもサヨナラホームランが多い。それだけで他のチームを圧倒する予感がする。サヨナラ勝ちは3勝も4勝の価値があり、ホームランなら更に上がる。
もう一つの根拠は昨年まで鉄壁を誇ったジャイアンツのリリーフ陣が総崩れになったこと。先発が6回まで押さえれば勝ちが読めたのに、今年は逆転負けの多いこと。山口、マシンソン、西村が揃って絶不調。ゲームセットのコールを聞くまではハラハラしている。さらに生え抜きの打者が絶不調でチャンスに打てない。阿部、坂本、高橋はまるっきり打てない。
一年に一度しかマツダスタジアムに足を運ばないが、唯一の試合でサヨナラ負けを喫した。前田&内海の好投で延長戦にもつれ込んだ。引き分けを予測して球場を後にしたが、何と球場の正面で車待ちをしていたとろ大歓声。山口がサヨナラホームランを喫した。ジャイアンツにとってはもっとも悪い負けパターン。カープには最高の勝ちパターン。象徴的だ。
この試合でペナントの行方が決まった。もはやジャイアンツのクローザーは立ち直れない。しばらくカープの時代が続く。