平成26年5月25日(No6366) 「竹の子学園」の農場管理
「竹の子学園」の農場管理
簡単に白旗を上げる訳にはいかないが、僅か二反二畝の農場管理に難儀している。これまで地元の農家におんぶに抱っこだった咎めが今になって出てきている。現在は「人生講座」で学んでいるサポーターの協力で成り立っているが、掛かる時間を考えると身が竦む思いがする。基本的には労力は無償で提供してもらっているが、好意に甘えていいものだろうか。
現在は塾の開催日は7名のサポーターがほぼ一日。月1回の運営ミーティング。男性サポーターは現地の農作業が、1日加わる。その上農場長の今野さんは、晴天であれば毎日のように現地出勤。裏方で支える手間は想像を絶するほど掛かっている。意義ある活動だと信じているが、サポーターのみなさんのご苦労を見ていると継続は困難に思えてならない。
だからと言って安易に費用を金銭に換算できない。これまで放置されていた諸設備の改良が重くのしかかっている。特に害獣の防御設備は耐用年数が切れている。今週は杭の打ち直し、電線の張り替え、発電装置の整備などに思わぬ費用と手間が必要になった。申し訳ないと心の中で詫びながら、必要な作業の指示をしている。これで終わりではなくまだまだ続く。
女性サポーターにはキッチン周りの整備をお願いした。あっという間に片づけてもらった。原則として①労力は無償提供、②行政の助成は受けない、③費用は受益者負担と寄付金でまかなう。自主・自立の三原則を格好よくうたっているが、果たしてサポーターに甘えっ放しでいいのか。悩みは深まるばかりである。当分は厚かましく進めながら、考え直してみたい。
今期は初期投資がかなり必要だったが、来期から不要になる経費が相当ある。誰かの役に立つ生き方は、簡単ではない。