平成29年9月16日(№7418) 崩壊の足音
崩壊の足音
離党の時期も一律には行かないと思うが、民進党の鈴木義弘衆院議員が離党届を出した。既に離党している細野豪志氏らと新党を立ち上げるらしい。折を見て離党する同氏らも決まっているようだ。神奈川16区の後藤祐一議員は「民主党は左に偏り過ぎている。中道の政党でなければ政権はとれない」というが、まさしくその通りである。国家観の違いが通用?
不倫の雄と言われる週刊文春が9月21日号のトップで「前原誠司民主党代表の北朝鮮美女のハニートラップ疑惑」という大きな見出しが写真付きで掲載されている。〝極秘訪朝で撮られた親密ツーショット公開〟とある。タレントさんのようにみっともない言い訳はすまいが、前原氏は何時、何の目的で訪朝したのか、政党のトップとしては由々しき問題だ。
安倍内閣の世論調査の支持率が45%と盛り返し、不支持率が38%に減じた。民進党は7%と変わらず、前原代表の評判も上らない。共産党との連携は多くの人が反対し、前原代表も見直しを表明したが、その後はうやむやになっているようだ。次の選挙では政権奪取など言葉の威勢はいいが、離党者が増え、共産党との関係もけじめを付けなければやがて崩壊する。
東京都議会からも民主党はほぼ追放された。前原代表がスキャンダルにまみれると、政権奪取など絵空事になってしまう。崩壊しないためには左派グループとたもとを分かつこと、共産党と連携しないこと、批判するだけなら構わないが政権を狙うのならすっきりするしかない。憲法の話も自衛隊の話も北朝鮮の話も出来ないようでは、国家の資格はないだろう。