平成24年6月18日(No5660) 巨人軍が交流戦で初優勝
巨人軍が交流戦で初優勝
プロ野球も人気回復のためさまざまな試みがされているが、セパ交流戦もその一つである。2005年に始まった。当時は人気のセ、実力のパと評されていたが、人気、実力ともパに奪われたような気がする。長い間熱狂的な長島ファンだったが、引退後は急にプロ野球熱が冷めた。最近ではテレビ放送も見ないし、進んでスタジアムへ足を運ぶこともない。
セパ交流戦がスタートして今年が8年目になるが、初めてセ・リーグの巨人軍が優勝した。賞金5千万円。それまではパ・リーグのロッテが2回、日ハムが1回、最近はソフトバンクが4連勝していた。昨年までソフトバンクに在籍していた杉内らが巨人軍に移籍したことを思えば、優勝させてもらったと言えなくもない。しかし、元ファンとしては嬉しい。
交流戦は終わったが肝心のペナントレースの行方はどうなるのだろうか。セ・リーグは巨人・阪神の争いと予想していたが、意外や落合監督が去った中日が大健闘。トップをキープしている。高木新監督の采配が良いのか、落合中日の遺産が役立っているのか。古希を迎えた高木監督は、少ない得点を守り切って勝つ落合流を踏襲しているように見える。
巨人軍は投手陣も打撃陣も悪くはないが、原監督の采配とクローザーに懸念がある。かつては先発完投型の投手が中心だったが、近代野球は先発、中継ぎ、抑えの組み合わせで戦っている。結局、最後は監督の能力がものを言う。そう考えるとセ・リーグは中日が凌ぎ切りそうだ。まだ折り返し点にも行っていないが、広島東洋カープは今年も5位に決まり。